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Meta広告をスプレッドシートに自動連携させる神ツールを紹介

Adveronixの使い方

クライアントワークでMeta広告を配信するとき、面倒だと感じるのがレポート作成です。GoogleはLooker Studioなどを使えば自動化が簡単にできるのですが、MetaはAPI連携したり、GASを使ったりしないといけないの??と思っていたのですが…

APIに慣れていない、GASを触ったことがない、という方でも簡単にスプレッドシートに連携させられる神ツールがあります。今回はそのツールについてご紹介していきます。

Meta広告データをスプシに自動連携できるツール

ちなみにこのツールは2024年現在、完全無料で使えるツールです。ありがたい…。その名も「 Adveronix」。

Google広告、Meta広告、Instagram、Facebook、YouTube、TikTok、LinkedIn、Snapchat、Pinterest、Shopify、Amazonなどのデータを簡単にスプレッドシートに接続し、エクスポートできます。やばすぎる。

ちょっとした問題点としては、言語はすべて英語だという点。とはいえ、高校時代、英語で60点以上取ったことがない僕でも問題なく読めているので、そこまで気にしなくていいとは思います。英語アレルギーが過ぎる人は、がんばってください。。

AdveronixでMeta広告データを連携する方法

では、 Adveronixでデータ取得する手順をお伝えしていきましょう。

まずは、スプレッドシートを開いて、画面上の「拡張機能」から「アドオン」→「アドオンを取得」の順にクリックしていきます。

アドオンを取得する

すると、画面上部にアドオンの検索画面が出てくるので「 Adveronix」と入力して、検索結果で出てくる Adveronixをクリックします。

Adveronixを選ぶ

「インストール」をクリックします。

(僕の画面ではすでにインストールされているので、「アンインストール」と出ていますが、まだインストールしていなければここは「インストール」になるはずです)

アドオンのアンインストールボタン

インストールが正常にできれば、「拡張機能」の欄に「 Adveronix」が追加されるので、「Launch」を選択します。

 Adveronixの項目からLaunchを選ぶ

すると、連携するツールの一覧が出てきます。今回はMeta広告…ですが、旧名になっているので「Facebook Ads」を選択します。

Facebook Adsを選ぶ

次に、Meta広告アカウントと連携するための接続を行います。「Select Account」と書かれている右側の「+」ボタンを押して、接続します。

Select Accountを選んで接続

Metaのページに遷移するので、リンクを許可します。(僕のはすでにリンクされているので「再リンク」になっています)

リンクを許可へ

接続が完了したら、「Select Ad Account」で使っている広告アカウントが出てきます。アカウントを1つ選んでもOKですし、複数のアカウントを選ぶこともできます。

アカウントを選択

アカウントを選んだら、「Report template」からテンプレートを選ぶことができます。必要に応じて、どのテンプレートを使用するかを選べますし、選定後に自由にカスタマイズ可能です。ここでは「Aii Levels」を選んでみましょう。

テンプレートを選ぶ

すると、「Fields」の欄に項目が挿入されます。

Campaign nameはキャンペーン名、Adset nameは広告セット名…というように、Metaの欲しいデータをここで消したり、加えたりすることができます。

欲しいデータを選択

ここからさらに詳細に欲しいデータを決めることができますが、いったんどんなふうにデータが出るかを確認してみましょう。 Adveronixを一番下までスクロールさせて、「Get Data」をクリックします。

Get Dataを押す

このような形で、Meta広告のデータが反映されます。

Meta広告のデータが反映されます

何より素晴らしいのが、このデータは自動で取得するスケジュールを決められる点です。月に1回更新、毎週、毎日、1時間ごとなど、いつデータを更新するか選べるので、一度設定してしまえば、あとは自動的にデータを取得してくれます。

これで、自分で地道にレポート作成をする必要はいっさいなくなります。

取得スケジュールの選択

また、レポートを詳細に作成したい方は、下記をご覧ください。

Adveronixのそれぞれの項目解説

  • Breakdown

    データを取る範囲の指定です。たとえば、日別でのデータが欲しければ「Day」、キャンペーンごとのデータが欲しければ「Campaign Name」、年齢ごとのデータが欲しければ「Age」といったように、範囲指定ができます。指定したBreakdownは「Fields」の欄に挿入されます。

  • Custom Pixel Conversions

    Meta広告で設定したカスタムコンバージョンを「Fields」に入れることができます。

  • Date range

    いつからいつまでのデータを取るか?を指定できます。「This Month」であれば今月中、「Last Month」なら先月分のデータが出ます。カスタム設定で好きな期間の指定も可能です。

  • Sort:

    ソート機能です。例えばクリック数の多い順に並べたければ「Link Clicks」を選択し、降順(Z→A)に指定します。

  • Filters

    フィルター機能です。例えば表示回数ゼロのキャンペーンはシートに反映したくない…というのであれば、「Impressions > 0」と設定しておけば、表示回数ゼロのキャンペーンは反映されなくなります。

  • Store in Sheet(オプション)

    どのシートのどのセルを起点にデータを反映させるか?を指定できます。「Active Sheet,Focused cell」を選ぶと、現在選択しているシートのセルを起点にデータが反映されます。

  • Include headers(チェック項目)

    ヘッダーを付けるかどうかを選べます。

  • Save Report

    データに名前をつけて保存ができます。データの修正や、自動更新をする際には必ず保存する必要があります。

まとめ

Adveronixの使用によって、特にクライアントワークをされているWeb広告運用者さんや、内製化で社内レポートを求められる運用者さんは、非常に業務が効率化できると思います。ちなみに僕は、 Adveronixからスプレッドシートに自動反映させ、さらにスプレッドシートとLooker Studioを連携させ、Lookerをクライアントに共有しています。

完全自動でいつでもリアルタイムでお客さまも数値確認ができるので、すごくおすすめですよ。

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