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Web広告を未経験で任された人向けの準備方法。現役の運用者がお伝えします

Web広告を未経験で任された人向けの準備方法

水面下でじわりと増えつつある(と思う)、企業のマーケティング内製化。とはいえ中小企業では、マーケティングの部署も今までなかったところが多数あるでしょう。

そして…「急にマーケティングを任された!」「広告運用を任された!」と焦る社員が出現。
結局、成果が出ずに代理店に相談…というケースが出てきています。

実際、僕のところにも今年に入って3件ありました。細々と個人でやってる僕にまでこんな話が来るのだから、市場では結構、増えているんじゃないでしょうか。


もし、まったくの未経験で広告運用を任された場合、どうしたらいいのか?

30歳寸前で、未経験から広告運用を始めた僕がその方法についてお伝えしていきます。

恐らく最短!広告運用する前の最低限のチェック項目

広告運用を任されたら、まずは下記の項目について確認していきます。

  1. 1

    とりあえずホームページチェック

  2. 2

    どこに配信する?広告媒体の選び方

  3. 3

    予算いくらにする?

  4. 4

    (番外編)できればコンバージョンチェックはしたい

この手順で進めていけば、とりあえずWeb広告はスタートできます。スタート後の分析などは、結果を見てから考えればヨシ。

とりあえずホームページチェック

ホームページで最低限、見るべき点は3つ。

スマホからでも見やすいHPになっているか?

業種にもよりますが、もう今はスマホで見る人が大半の時代。それでも特に年齢層の高い会社では、スマホ画面対応していないHPのままのところが結構あります。信じられない人もいるかもしれませんが、僕に相談してくださる方の中には、スマホ対応していない企業さまも何社かいらっしゃいました。

広告配信ではスマホ対応はゼッタイ。もし対応していなかったら、対応させてから広告配信するように上司に伝えましょう。もし上司が反対してきたら、総務省が2021年に出しているデータを見せてあげてください。


2021年のインターネット利用率(個人)は82.9%となっており(図表3-8-1-2)、端末別のインターネット利用率(個人)は、「スマートフォン」(68.5%)が「パソコン」(48.1%)を20.4ポイント上回っている。

参考出典:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r04/html/nd238110.html



スマホ対応せず広告を配信したら、広告費の半分以上をドブに捨てるようなモンです。

ちゃんと問い合わせのゴールがあるか?

広告を配信するなら、ゴール設定は必ず必要です。メールよる問い合わせや、電話問い合わせなど。ちゃんと広告を見たお客さまが問い合わせられるようになっているか?そして、目立つところに問い合わせラインがあるかどうか、チェックしてください。

問い合わせがない、問い合わせまでに時間がかかる、どこに問い合わせがあるのかわかりにくい…といった場合は、制作会社さんにお願いして、修正するようにしましょう。

「どう修正を指示したらいいかわからない…」と感じる方は「CTAエリア 例」などで調べてみてください。(CTAとは、コール・トゥ・アクションの略。つまりはHPのお問い合わせラインのことを指します)

初めてHPを見る気持ちになって、わかりにくい部分はないか?

最後はちょっと難易度高めかもしれませんが、あなたの企業やサービスについてまったく知らない気持ちになって、HPを見直してみてください。わかりにくい点、情報が足りない点があると感じたら、補足してから広告を配信したほうが成果アップにつながります。

【備考】そもそもHPがないっていう人

HPがなく、例えばホットペッパーで広告を配信する!みたいな場合も、広告運用としてはアリです。ただ、広告からどれだけの人が予約したか?というデータがわからないので注意してください。

どこに配信する?広告媒体の選び方

さて、HPのチェックが終わったら、次は広告媒体の選び方です。広告は、下記のような種類があります。

・Google(リスティング広告/ディスプレイ広告/ショッピング広告/YouTube広告/アプリ広告)
・Meta広告

・LINE広告

・TikTok広告

・Microsoft広告

・Pintarest広告

・Criteo(クリテオ)

・Taboola(タブーラ)

etc…

と、めちゃくちゃ種類があり、「選べない…」と思うかもしれませんが、最初に広告を配信するなら実は、この2つに絞れます。

  • Googleリスティング広告

  • Meta広告

なぜこの2つなのか?という疑問があると思いますが、ぶっちゃけこの2つが最も作成が簡単で、成果も出やすい広告だからです。もちろん業種によって向き・不向きな広告媒体はあるのですが…選べないと悩んでいるなら、この2つに絞ってください。

では、2つに絞って、どちらにするかの選定方法をお伝えします。

この2つの媒体の特徴について他の広告運用者さんも口を揃えて話していることは、GoogleリスティングはHP(LP)で決まる。いっぽうMetaは、HP(LP)がそこそこでも、クリエイティブ次第である程度成果が変わる。という点です。

つまり言い換えれば…

HPに自信があるなら、Googleリスティングがおすすめ。

そうじゃないなら、Metaがおすすめ。

ということです。


自信があるというのをもう少し噛み砕くと、

企業のHPがしっかり作られていて、初めてHPを見る気持ちになってもわかりやすい。競合と比べても価格が安かったり、明確な独自性がある商品・サービスがあるなどです。

配信までの手順は、また別記事でお伝えします。

予算いくらにする?

基本的には、予算の設定は「過去のデータ」と「広告からの問い合わせ数の目標」を照らし合わせて逆算していくものですが…まったくデータがない場合は、適正予算の見当がつきません。

では、どうするか?おすすめは、とりあえずミニマム予算で配信してみることです。1週間1万円くらいで、2週間ほど配信してみましょう。すると、どれくらいの予算をかければ、どれだけの人がHPを見るのか?の見当がつくようになります。

例えば、2週間2万円で広告を配信したら、1000クリック出たとすると、だいたい予算1万円で500人がクリックする、つまりHPに訪れる…ということがわかります。

さらに次の番外編である「CVチェック」も行えば、問い合わせの数もわかってくるので、より明確に予算を決められます。

番外編)できればコンバージョンチェックはしたい

初の広告運用でも、デキる人はコンバージョン(広告のゴール)設定までやってしまいます。設定に少し手間がかかるのですが、それでもコンバージョンは超大事なもの。余力があるなら絶対やるべき設定です。

GoogleとMetaで、コンバージョン設定の手順は違うので、こちらはまた別記事でお伝えしていきます。

さいごに

広告運用の内製化によって、未経験で広告運用を任されたとき。

「何もわからないよ!」「勘弁してよ!」と思う方もいるかもしれませんが、落ち着いてやれば、実はそんなに難しいものではありません。

さらに、広告運用やマーケティングのスキルは、今後も必要とされていくスキルだと思います。ニーズもかなり高いスキルなので、ご自身の市場価値が上がるチャンスだと思って、前向きに取り組んでいくと良いと思います。とにかく、広告運用もマーケティングも慣れてくると超楽しいですよ。

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