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画像生成AIで広告バナーを作るプロンプト設計|成果データから

バナー案が並ぶ画面と成果のグラフが映る2台のモニター

画像生成AIで広告バナーを作るとき、いきなりプロンプト(AIに渡す指示文)を書くと外れます。先に必要なのは、いま配信しているバナーの成果データから、勝ち筋を読み取る作業です。

私は成果データと、議事録やクライアントの要望といった数字以外の情報を集めてから、プロンプトに落としています。この記事では、データの読み方と、プロンプトに書く内容、生成の前に決めておくルールを紹介します。

プロンプトの前に、成果データから勝ち筋を読む

見るのは、CV(成果の件数)、CPA(1件の成果にかかった広告費)、CTR(クリック率)、CPC(クリック1回あたりの費用)です。最初に集めるのは、次の2つです。

・クリエイティブ(広告に使う画像や動画)ごとの成果(消化金額、CV、CPA、CTR、CPC、表示回数)

・年齢と性別ごとの反応

読み方は3つ決めています。

・CPAが低い順にランク付けする

・CTRは高いのにCVが弱いものは「クリックは取れるが受け皿が弱い」と見る

・消化金額が多く、長く回っているものは、アカウントが選んでいる勝ち頭として最優先で踏襲する

2番目は、バナーではなくオファー(提案している中身)の問題です。同じバナーのまま、飛び先の内容を見直す候補になります。

勝ちバナーの「DNA」を言葉にする

上位のバナーに共通する要素を、コピーとデザインの両面で書き出します。

・コピー:主役の訴求(割引、0円、保証、スピード、権威など)と、使われている強い言葉

・デザイン:色の基調、登場する人物、レイアウトの型、装飾の傾向

年齢と性別のデータも、ここで効いてきます。反応の中心が分かれば、バナーに出す人物の年齢と性別が決まるからです。反応がまったくない層があれば、配信の対象から外す提案もします。

出す案は、踏襲と新軸の2種類を混ぜる

案は1種類に寄せません。次の2つを必ず混ぜています。

・踏襲案:勝っているバナーのコピーとデザインを磨いた正常進化。当てにいく本命

・新軸案:まだ配信していない訴求や対象層の検証。伸びしろを探す枠

新軸の候補は4つあります。まだ配信していない顧客層、感情に寄せた訴求、落ち着いたライフスタイル寄りの1枚、権威や実績の提示です。訴求の切り口ごとに何を検証するかは、広告運用のAI自動化で作った5つの層の制作の層でも触れています。

各案には、踏襲元のバナーか、狙いと根拠を1行で添えます。後から結果を見たときに、何を検証したのかが分かるようにするためです。

成果が出ている要素を、好みで外さない

いちばん気をつけているのは、効いている要素を好みで外さないことです。

割引率や「0円」、保証の訴求は、見た目の好みとしては下品に見えることがあります。それでも成果が出ているなら、理由なく外しません。外すのは、クライアントが方針を変えた場合や、審査で問題になった実績がある場合です。

法令や媒体のルールに引っかかりそうな要素は別扱いです。削るか、確認事項として明示したうえで、入稿の前に審査のチェックを通す形にしています。判断に迷う言葉は、勝手に削らず確認事項として残します。

プロンプトに書くこと。「清潔感」とだけ書かない

プロンプトの書き方で、いちばん失敗したのがここです。「清潔感のある」「プロフェッショナルな」「シンプルな」とだけ書くと、勢いのない、素人が作ったようなバナーが出てきます。

代わりに、目指す様式を具体的な言葉にします。

・日本の折込チラシ風、袋文字、爆発フキダシ、巨大な数字

・背景の色と光の演出、人物の年齢や表情、レイアウトの型

・サイズの指定(縦型なら1080×1350px、正方形なら1080×1080px)

・文字を焼き込むなら「正確な日本語で、誤字なし、大小のメリハリを最大に」

参照できる画像があるなら、添付したほうが安定します。文章だけで様式を再現するより、はるかに近いものが出てきました。

数字の扱いにはルールを決めています。コピーに入れる割引率、料金、実績の数には、手元のデータに実在する数だけを使います。テンプレートに書いてある例の数字を、そのまま残してはいけません。

■ 生成したら、必ず目で確かめる
私は自分のブログのアイキャッチも、同じ作り方をしています。画像生成AIは日本語の文字を崩すことがあるので、確認の手順を決めました。

プロンプトには、文字を画像の端から10%以上内側に収める指示を入れます。生成した画像は必ず開いて、誤字と文字の見切れを目で確認します。崩れていたら作り直しです。審査に落ちやすい要素の見分け方は、AI生成バナーがMeta広告の審査に落ちる要素にまとめました。

まとめ

・プロンプトの前に、成果データから勝ち筋を読む。CPA順のランク付け、CTRとCVのねじれ、長く回っているバナーの3点

・勝ちバナーのDNAをコピーとデザインで言語化し、年齢と性別で人物を決める

・案は踏襲と新軸を混ぜ、それぞれに根拠を1行添える

・プロンプトは様式を具体的に書く。数字は実在する値だけを使い、生成後は必ず目で確かめる

まず、いま回っているバナーをCPAの低い順に並べてください。上位3枚に共通する言葉を書き出すところから、次の1枚が決まります。

この記事を監修した人

執筆:Claude Code スキル「ライティング君」

監修:岸本 成(合同会社1nd)

広告運用を起点に、SNS、ホームページ、店舗や施設での集客まで、全体の設計と実践を手がけています。

・2020年:広告運用者として活動を開始。SNSやGoogleマップの運用にも知見があり、広告以外の集客の相談にも数多く応えてきました

・2025年:AI導入支援事業を開始

・2026年6月:FDM(Forward Deployed Marketer。顧客の現場に入り、AIとマーケティングで集客の仕組みを作る専門家)として、集客支援の請負を開始。現在11のクライアント様で実施中

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