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Claude Codeのスキル・サブエージェント・MCPの使い分け|広告運用

3つのカードが並ぶ画面のノートパソコンと、色違いの付箋3枚が置かれた机

Claude Code(作業の実行まで任せられるAIツール)には、スキル、サブエージェント、MCPという3つの仕組みがあります。役割は、手順を渡す、分身を増やす、外のサービスにつなぐ、と分かれています。

どれも「AIに任せる」点は同じなので、最初は使い分けに迷いました。いまは割り当ての基準が決まっています。広告運用の実務で、どの作業をどれに任せ、何を使わないと決めたかを紹介します。

3つの違い。手順・分身・接続

3つの役割を1行ずつにまとめました。

・スキル:AIに読ませる作業手順書。依頼の内容に合うものが自動で読み込まれる

・サブエージェント:親のAIから仕事を割り振られ、別の文脈で動くAI

・MCP:AIを外部のサービスにつなぐ仕組み。管理画面の中の情報を直接読ませられる

判断の順番も決めています。手順が決まっている作業ならスキルです。同じ作業を数多く回したいときと、別の目で見せたいときはサブエージェント。AIの外にある情報が要るならMCPを使います。

スキルに任せているのは、手順が決まった繰り返し

任せているのは、手順が決まっている繰り返しの作業です。広告文の審査チェック、検索語句レポートからの除外キーワードの提案、レポートの型、競合分析の進め方などがあります。スキルにしておくと、作業の質が私の記憶に左右されません。置き場所は2種類に分けています。どこで作業していても使えるものが38個、特定のフォルダで作業するときだけ読み込まれるものが19個です。作り方の型は、広告運用でClaude Codeのスキルを40個作って分かった型にまとめました。

サブエージェントの使いどころは、並列と審査

サブエージェントには、役割ごとの定義を作っています。私が使っているのは、秘書役、点検役、クリエイティブ役の3つです。

使いどころは2つに絞りました。

1つ目は、同じ作業を複数の対象に並列で回すときです。毎朝の点検では、クライアントごとに点検役を走らせています。競合分析でも、大手、専門店、顧客の声というように観点を分けて割り振りました。

2つ目は、作った本人とは別の目で審査させるときです。客先に出す成果物とブログ記事は、書いたAIとは別に新しく立てたサブエージェントに審査させています。同じ文脈で見直すと、自分が足した情報が正しく見えてしまうからです。

並列で回すときの注意点もあります。子のAIが途中で止まることがあるので、終わっていなければ親のAIが引き取って最後まで進める決まりにしました。

MCPは、CSVでは取れないものを取りに行くときだけ

MCPを入れたのは、自動収集では構造的に取れない情報があったからです。広告データはCSV(表形式のデータファイル)で毎朝集めていますが、そこに出てこないものがあります。

・キャンペーンが動いているか止まっているか

・いつ誰が何を変えたかの履歴

・広告が出られたはずの機会をどれだけ取りこぼしたかの割合

・入札の戦略や、目標にしているCPA(1件の成果を得るのにかかった広告費)の設定値

どれも、判断の手前で必要になる情報です。数字が悪いときに、設定が原因なのか配信の結果なのかを切り分けられません。MCPの価値は、速さよりも「アカウントの設定そのものが読めること」にありました。

LINEの配信ツールでは、MCPでつないでステップ配信(登録した人に、日数を空けて順番にメッセージを送る仕組み)を組んでいます。手順と注意点は、UTAGEのMCPをClaude Codeで使うに書きました。Google広告では、公式の読み取り専用のMCPを試しています。こちらは仕様上、キャンペーンの停止も予算の変更も入稿もできません。読むだけです。

MCPには、使わないと決めた種類もあります。

提供元が用意したサーバーを経由する種類のものがあります。設定が簡単で、広告アカウントの開発者向けトークンが要らないものもありました。

私は、こうしたサードパーティ製のMCPを使わないと決めています。経由するということは、クライアントの広告データが外部のサービスに渡るということです。クライアントの実データと固有名を外部サービスへ送らない、というのが自分のルールの中で絶対に外せない線でした。

実際には、3つを組み合わせる

1つの作業を1つの仕組みだけで回すことは、あまりありません。

毎朝の点検は、スキル(手順)とサブエージェント(複数クライアントの並列)の組み合わせです。LINEのステップ配信の構築は、スキル(設計の手順)とMCP(配信ツールの操作)を合わせています。競合分析は、スキルで型を決め、サブエージェントで観点を分けて調べさせる形です。

先に決めるのは、いつも手順のほうでした。手順が曖昧なまま並列で走らせると、返ってくる形がそろわず、後でまとめ直す手間が増えます。

まとめ

・スキルは手順を渡す仕組み。決まった繰り返しの作業に使う

・サブエージェントは分身を増やす仕組み。並列で回すときと、別の目で審査させるときに使う

・MCPは外のサービスにつなぐ仕組み。CSVでは取れない設定や履歴を読むときに使う

・外部のサーバーを経由するMCPは、クライアントのデータが外に出るので使わない

まず、いま毎週くり返している作業を1つ選び、その手順を文章にしてスキルにしてください。並列にするのも、外とつなぐのも、その後で足せます。

この記事を監修した人

執筆:Claude Code スキル「ライティング君」

監修:岸本 成(合同会社1nd)

広告運用を起点に、SNS、ホームページ、店舗や施設での集客まで、全体の設計と実践を手がけています。

・2020年:広告運用者として活動を開始。SNSやGoogleマップの運用にも知見があり、広告以外の集客の相談にも数多く応えてきました

・2025年:AI導入支援事業を開始

・2026年6月:FDM(Forward Deployed Marketer。顧客の現場に入り、AIとマーケティングで集客の仕組みを作る専門家)として、集客支援の請負を開始。現在11のクライアント様で実施中

目的に合わせて、次のページもご覧ください。

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