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AIに記事を書かせる前に作るブリーフ|事実の正本を1枚にする

メモ用紙1枚と、原稿が映るノートパソコンが置かれた机

AIに記事を書かせると中身が薄くなる、とよく言われます。私の経験では、原因はプロンプトの書き方よりも、使ってよい事実が決まっていないことです。

私は記事を書き始める前に、ブリーフ(その記事で使ってよい事実と数字を先に確定させた1枚)を作ります。書きながら材料を探すのをやめるための紙です。以下で紹介するのは、3つのブロックの中身と、レビューでの使い方です。

ブリーフは3ブロックで書く

ブリーフの中身は、次の3つに分かれます。

・執筆前ゲート(この題材で書いてよいかの判定)

・事実:この範囲内で書く、という材料

・書いてはいけないこと:禁止事項

執筆前ゲートで「書かない」と決まれば、2と3は不要です。

1つ目のブロック:書く前に3つを言葉にする

執筆前ゲートには、3つを1文ずつ書きます。

・検索意図:そのキーワードで検索した人が本当に知りたいこと

・情報の上乗せ:上位の記事に無い情報が、最低1つあるか

・テーマの専門性:サイトの守備範囲の内側か

いちばん効くのは2つ目です。自分の一次情報が1つも無ければ、その題材は書かずに差し替えます。ネットの寄せ集めを整えただけの記事は、AIに書かせると読み応えを失いがちです。

2つ目のブロック:事実は出どころつきで書く

事実のブロックには、実務で起きたことと数字を並べます。書くときのルールは2つです。

・出どころが分かる形にする(どのファイル、どの画面、どの日付か)

・外部の情報は、URLと取得日を書き、引用は原文のまま写す

引用の語順を変えてしまうことがあります。読みやすくしようとして並べ替えると、それは引用ではなくなります。

数字の扱いにも注意が必要でした。私は一度、表の件数をファイルの行数で書いてしまい、実際の4倍の数を記事に載せかけました。ブリーフの数字が間違っていれば、記事も間違います。

3つ目のブロック:書いてはいけないことを明示する

禁止事項には、その記事で触れてはいけないものを書きます。

・クライアント名や、案件が特定できる情報

・計測していない成果(順位、アクセス数、反応の良し悪し)

・規約違反を助長する書き方

・断定できない仕様(自分の環境でしか確認していないこと)

先に書いておけば、レビューでは違反の有無だけを見れば済みます。

レビューでは「ブリーフに無いものは創作」と伝える

書き上がった原稿は、別のAIにレビューさせています。そのとき、ブリーフを一緒に渡し、「ここに無い事実や数字は創作として扱う」と明示する決まりです。

この一文は毎回添えます。実際に止まったのは、次のような書き足しでした。

・「3か月後には忘れました」(そんな記録は取っていない)

・「反応が良いのは失敗談の型でした」(反応は計測していない)

どれも、話の流れを良くするために足された言葉です。文章としては自然なので、読んだだけでは見分けられません。ブリーフと突き合わせて、初めて分かりました。

数字を丸めるのも、同じ扱いにしています。「7日」を「数日」、「10時」を「朝」と書き換えた原稿は、いずれもレビューで差し戻されました。

記事の文章そのもののチェックは、AIっぽい文章の特徴7つにまとめました。

まとめ

・ブリーフは、執筆前ゲート・事実・禁止事項の3ブロックで1枚作る

・一次情報が1つも無ければ、その題材では書かない

・事実は出どころつきで書き、外部の引用は原文のまま写す

・レビューには「ブリーフに無いものは創作」と明示して渡す

次にAIへ記事を書かせるとき、先に「この記事で使ってよい事実」を箇条書きで10行だけ書いてください。その10行が、記事の価値の上限になります。

この記事を監修した人

執筆:Claude Code スキル「ライティング君」

監修:岸本 成(合同会社1nd)

広告運用を起点に、SNS、ホームページ、店舗や施設での集客まで、全体の設計と実践を手がけています。

・2020年:広告運用者として活動を開始。SNSやGoogleマップの運用にも知見があり、広告以外の集客の相談にも数多く応えてきました

・2025年:AI導入支援事業を開始

・2026年6月:FDM(Forward Deployed Marketer。顧客の現場に入り、AIとマーケティングで集客の仕組みを作る専門家)として、集客支援の請負を開始。現在11のクライアント様で実施中

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