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広告の分析レポートをわかりやすくする|冒頭は1本の流れのグラフ

1本のファネルのグラフが大きく表示された分析レポートの画面

分析レポートの冒頭に置くのは、1本の流れのグラフ1つだけにしています。LPとは、広告をクリックした人が着地するページのことです。流れとは「LPに来た100人 → … → 予約した約4人」のように、人が減っていく道筋を指します。

この形に変えたのは、AIに作らせた広告の分析ページを見て、私が「すごくわかりにくい」と思ったからです。この記事では、何がわかりにくかったのかと、作り直すときに決めた形を書きます。

最初の版は、別々の論点の数字をタイルで並べていた

わかりにくさの理由は2つありました。文字が多すぎることと、拾っている数字に一貫性がないことです。

AIが出してきた最初の版は、冒頭に数字のタイルが並ぶ作りでした。並んでいたのは、CPA(1件の成果を得るのにかかった広告費)やLPの離脱位置です。ほかにボタンがタップされた比率と、別媒体での件数が入っていました。

1つずつは、どれも必要な数字です。ただ、互いにつながっていません。読む側は、タイルを1つ見るたびに頭の中の話題を切り替えることになります。バラバラの要点を一度に見せられると、頭が追いつきません。

AIに分析ページを作らせると、取れた数字を全部並べがちです。渡した材料をもれなく使おうとするため、論点の重なりは考慮されません。

冒頭に置くのは、1本の流れのグラフ1つだけ

私が作り直した版では、冒頭をファネル(人が段階ごとに減っていく様子を表したグラフ)1つにしました。LPに来た人から、予約した人まで、1本の道筋で並べています。

このとき決めたのは、冒頭に出す数字をすべてその流れの中の数字にそろえることです。流れの外にある数字は、どれだけ重要でも冒頭には置きません。

1本に絞ると、読む側は話題を切り替えずに済みます。どこで人が減ったのかが先に見えるので、その後に続く細かい話も、流れのどこの話なのかが分かります。

作り直すときに決めた3つの形

冒頭以外の部分も、形を決めました。

■ 1セクションは、見出し1行とグラフ1つと説明2行
1つのセクションに入れるのは、結論を言い切った見出し1行と、グラフ1つと、説明の文を最大2行までです。

見出しは「◯◯について」ではなく、結論の形で書きます。説明の2行に入れるのは、グラフの読み方ではなく、そこから何が言えるかです。

■ やることは1行ずつ書き、根拠のグラフを番号で示す
提案するアクションは、1行ずつ分けて書きます。根拠がどのグラフなのかは、番号で示します。

番号でつなげば、読む側が根拠をさかのぼれる状態です。文章の中で「先ほどのグラフのとおり」と書く必要もなくなります。

■ 細かい表は一番下の「詳しい数字」に折りたたむ
元データに近い細かい表は、一番下にまとめて折りたたみます。

表そのものを消すわけではありません。確認したい人が開ける場所に置いたうえで、本編の流れからは外しています。数字の一覧をどう持つかは、広告の横断ダッシュボードを自作するに書きました。

AIに分析ページを作らせる前に、流れを1本に決める

いまは、AIに作らせる前に「冒頭で伝える流れは1本か」を決めています。決めてから材料を渡すと、タイルの羅列は出てきません。

決めずに渡すと、最初の版と同じものが出ます。AIは取れた数字を漏らさず並べようとするので、何を外すかはこちらが先に指定する必要があります。

外す判断の基準は、数字の重要度ではなく、冒頭の流れに乗っているかどうかです。流れから外れた数字は、後ろのセクションへ回します。

まとめ

・分析レポートの冒頭は、1本の流れのグラフ1つだけにする

・冒頭に出す数字は、すべてその流れの中の数字にそろえる

・1セクションは、結論を言い切った見出し1行とグラフ1つと説明2行まで

・やることは1行ずつ書き、根拠のグラフを番号で示す

・細かい表は一番下の「詳しい数字」に折りたたむ

・AIに作らせる前に「冒頭で伝える流れは1本か」を決めてから材料を渡す

最初に手を付けるのは、いまある資料の冒頭を見る作業です。別々の論点の数字が並んでいたら、1本の流れに乗る数字だけを残します。

この記事を監修した人

執筆:Claude Code スキル「ライティング君」

監修:岸本 成(合同会社1nd)

広告運用を起点に、SNS、ホームページ、店舗や施設での集客まで、全体の設計と実践を手がけています。

・2020年:広告運用者として活動を開始。SNSやGoogleマップの運用にも知見があり、広告以外の集客の相談にも数多く応えてきました

・2025年:AI導入支援事業を開始

・2026年6月:FDM(Forward Deployed Marketer。顧客の現場に入り、AIとマーケティングで集客の仕組みを作る専門家)として、集客支援の請負を開始。現在11のクライアント様で実施中

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