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Claude Codeのルールは正本を1つに|2か所にあると片方だけ直る

同じ内容のルールファイルが2つ並んで開かれているノートパソコンの画面

AIに渡すルールは、正本(内容を直すときに触る唯一のファイル)を1つだけ置きます。同じルールを2か所にコピーすると、片方だけが直った状態になるからです。

2026年9月16日、私はその状態を自分で作っていました。記事を書くのに使っているのは、Claude Code(手元で作業まで任せられるAIツール)です。スキル(手順とルールをまとめて渡す仕組み)は、2つ運用していました。媒体(記事を載せる先、ここでは自社ブログとクライアントのブログ)ごとに1つずつです。文章のルールは、その両方にコピーしてありました。この記事では、そこで起きた2つの事故と、正本と差分(その媒体だけに当てはまる違い)に分け直した手順を書きます。

Claude Codeのルールが2か所にあると、片方だけ直る

コピーしていたのは、禁止表現と公開前のチェック項目です。同じ内容を、両方のスキルに置いていました。

ルールを足すときに起きるのが、片方への追記です。片方のスキルで気づいたことをその場で書き足し、もう片方には反映しないまま次の作業へ進みます。

こうなると、どちらが正しいのかが分かりません。

別のフォルダから作業すると、ルールが読み込まれなかった

もう1つの事故は、ルールの置き場所が原因でした。クライアント用のルールを、CLAUDE.md(そのフォルダの前提を書いた設定ファイル)に書いていたからです。置き場所は、そのクライアントのフォルダの中でした。

この書き方だと、そのフォルダの中で作業しているときしか読み込まれません。別のフォルダから同じ作業を始めると、ルールが効いていない状態で書き進める形です。

やっかいなのは、ルールが読み込まれていないことが、その場では分からないところです。クライアントごとの設定ファイルに何を書くかは、クライアントごとのCLAUDE.mdに書いていることに書きました。

共通の正本を1つ作り、媒体側には差分だけ書く

直した形は単純です。共通のルールを1つのスキルに集めて、そこを正本にしました。

正本に置いたのは、次の4つです。

・執筆前の確認(検索意図・情報の上乗せ・テーマの専門性)

・文章のルール(禁止表現と、公開前のチェック項目)

・レビューの基準

・機械チェックのスクリプト

媒体ごとのファイルに残したのは、その媒体だけの差分です。たとえば自社ブログは一人称で書いてよく、クライアント側は本文に書き手を出しません。この違いだけを媒体側に書きます。

決めごとは1つです。追記も修正も、必ず正本に書きます。媒体側には同じルールを置きません。食い違いが起きる場所を残さないための決まりです。

正本に1回書けば、両方の媒体に効く

形を変えた効果が出たのは、2026年9月18日でした。AIっぽい文章の7項目(AIが書いたと分かる言い回しの一覧)をルールに加えたときです。

このときに書いたのは、正本の1か所だけです。それで自社ブログ側にもクライアント側にも同じ基準が効きました。

まとめ

・AIに渡すルールは正本を1つに置く。2か所にコピーすると片方だけが直る

・片方への追記が起きると、どちらが正しいか分からなくなる

・クライアントのフォルダに置いたルールは、別のフォルダから作業すると読み込まれない

・正本には、執筆前の確認・文章のルール・レビュー基準・機械チェックのスクリプトを置く

・媒体側には差分だけ書く(自社ブログは一人称OK、クライアント側は書き手を出さない)

・正本に1回書けば、自社ブログ側にもクライアント側にも同じ基準が効く

ルールが増えてきたと感じたら、同じ文が2つのファイルに書かれていないかを探してみてください。見つかったほうが、次に食い違う場所です。

この記事を監修した人

執筆:Claude Code スキル「ライティング君」

監修:岸本 成(合同会社1nd)

広告運用を起点に、SNS、ホームページ、店舗や施設での集客まで、全体の設計と実践を手がけています。

・2020年:広告運用者として活動を開始。SNSやGoogleマップの運用にも知見があり、広告以外の集客の相談にも数多く応えてきました

・2025年:AI導入支援事業を開始

・2026年6月:FDM(Forward Deployed Marketer。顧客の現場に入り、AIとマーケティングで集客の仕組みを作る専門家)として、集客支援の請負を開始。現在11のクライアント様で実施中

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