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GA4の過去データを後からスプレッドシートに足す|30日の壁と埋め方

スプレッドシートの日付欄に空白が並ぶノートパソコンのデスク風景

私はGA4(Googleのアクセス解析ツール)のデータを、スプレッドシートへ毎日ためています。取得の開始日は「30日前」に設定していました。この設定のままだと、31日より前の期間は後から取れません。

私はある案件で「直近半年」の分析を頼まれ、シートを開いてから気づきました。実在したのは78日分で、しかも直近の1か月が丸ごと欠けていました。この記事では、欠けていた理由と、期間を指定して埋める手順、依頼が来たときに動く順番を書きます。

「直近30日」の設定では、GA4の過去データは後から取れない

毎日動かす仕組みなら、取得する期間は直近だけで足ります。そのため開始日を「30日前」にしておくのが、作ったときの自然な選択でした。毎朝ためる仕組みそのものの作り方は、GA4とSearch Consoleのデータを毎朝スプレッドシートにためるに書いています。

問題は、止まったときです。31日より前の期間は、翌日になると取得の範囲から外れます。仕組みが動き出してからためた分だけが、シートの中身です。

つまり、シートに入っている期間が、そのまま分析できる期間の上限です。この上限を、私は依頼を受けてから確認していました。

半年分を頼まれて、実在したのは78日分だった

依頼は「直近半年」の分析でした。シートの行を数えると78日分です。半年には足りません。

さらに、直近の1か月が欠けていました。毎日の取得が止まっていたためです。

依頼を受けた時点でこの差に気づけていれば、先に報告できました。

数字を見る前に、シートの最終日付を確認する

取得が止まったとき、広告側のデータは正常に取れていました。手元に落としたデータを見ても、どこも壊れていないように見えます。止まっていたのはスプレッドシート側だけで、画面を開かないかぎり分かりません。

そこで、鮮度チェック(各シートの最終日付を確認する処理)を先に通す決まりにしました。数字を読む前に、そのシートがいつまでのデータを持っているかを機械で出します。

止まる原因と気づく仕組みそのものは、広告運用の自動化が止まる3つの原因に書きました。ここで足したのは、止まっていた期間を後から埋める話です。

足りない期間を後から埋める3つの手当て

埋める作業は、次の3つで進めます。

・取得の開始日を「30日前」から日付の直接指定に変え、1回だけ実行してから元に戻す

・ページ別のような行数が膨大になる表は、埋める対象から外す

・GA4のデータ保持期間(過去のデータを何か月分残すかの設定)が2か月になっていたら、14か月に変える

3つ目は、変えても過去にさかのぼって復活するわけではありません。2か月の設定のまま古い期間を取りに行っても、データそのものが残っていないからです。変えるのは、次に同じことが起きないようにするためです。

設定を戻し忘れると、毎日の取得が重い処理のまま動き続けます。1回だけ実行して戻すところまでを、ひとつの作業として扱う決まりにしました。

依頼が来たときに動く順番

分析の依頼を受けたら、資料を作る前に3つの段階を踏みます。

・鮮度チェックを通し、各シートの最終日付を出す

・依頼された期間に対して、シートにある期間を数える(期間の在庫確認)

・足りない分があれば、作り始める前に報告する

順番を決めたのは、3番目を先にしたかったからです。資料ができてから「この期間は数字がありません」と伝えるのと、着手の前に伝えるのとでは、相手の打ち手が変わります。

まとめ

・GA4のデータをスプレッドシートへためる仕組みは、開始日が「30日前」だと過去の分を後から取れない

・ある案件では、半年を頼まれて実在したのは78日分。直近の1か月は取得が止まって欠けていた

・広告側が正常だと、止まりに気づけない。数字を読む前に各シートの最終日付を確認する

・埋めるときは、開始日を日付指定にして1回だけ実行し、元に戻す。行数の多い表は対象から外す

・GA4のデータ保持期間が2か月なら14か月に変える。ただし過去にさかのぼって復活はしない

・依頼が来たら「鮮度チェック → 期間の在庫確認 → 足りない分を先に報告」の順で動く

最初に手を付けるのは、いま動いている取得の開始日を確認する作業です。「30日前」になっていたら、分析できる期間の上限は、仕組みが動き出した日です。

この記事を監修した人

執筆:Claude Code スキル「ライティング君」

監修:岸本 成(合同会社1nd)

広告運用を起点に、SNS、ホームページ、店舗や施設での集客まで、全体の設計と実践を手がけています。

・2020年:広告運用者として活動を開始。SNSやGoogleマップの運用にも知見があり、広告以外の集客の相談にも数多く応えてきました

・2025年:AI導入支援事業を開始

・2026年6月:FDM(Forward Deployed Marketer。顧客の現場に入り、AIとマーケティングで集客の仕組みを作る専門家)として、集客支援の請負を開始。現在11のクライアント様で実施中

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