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AI副業は何から始める?会社員が自分の仕事で最初に作る仕組み

会社員の机の上で、作業の手順を書き出したメモとノートパソコンが並んでいる様子

AI副業を何から始めるか迷っているなら、最初にやることは、売るものを探すことではありません。自分の今の仕事で、AIが毎日動いている仕組みを1つ作ることです。

「AI副業って、結局何をやればいいの?」と調べると、ライティングや画像生成など、おすすめの副業がずらりと並びます。この記事では、どの副業を選ぶかの前にやっておきたい最初の一歩を、手順に分けて書きます。

AI副業を何から始めるか:自分の仕事で仕組みを1つ作る

最初の一歩は、自分が毎週やっている作業の中から1つを選び、AIに任せて毎日動く形にすることです。副業として何を売るかは、そのあとで考えます。

順番をこう考えるのは、私自身が逆の順番で遠回りしたからです。

広告運用と文章の仕事をしてきた私は、2024年ごろからAIを学んでは試すことを1年ちょっと繰り返しました。それでも、AIの知識そのものが収入につながったことは1円もありません。この遠回りの中身は1年学んでも稼げなかったときの話に書きました。

FDE(Forward Deployed Engineer。顧客の現場に入って仕組みを作る技術者)という職種を知って、向きが変わりました。FDEに求められるのは、自分の作業を速くすることではなく、相手の現場に残る仕組みを作ることなんです。肩書きになるキャリアを持たない自分でも、この形なら入っていけます。そこから先の経緯はAIを仕事にしたい方へをご覧ください。

「自分の会社の仕事を自動にして、それが副業になるの?」と思うかもしれません。たしかに、それ自体がすぐお金になるわけではありません。ただ、「こういうものを作って、毎日使っています」と見せられるものが手元に残ります。売るものを探すより先に、見せるものを作るわけです。

AI副業の最初の一歩:手順と進め方

ここからは、私がこれからAIを仕事に活かしたい人に勧めている順番です。会社員の方なら、今の業務をそのまま材料に使えます。

■ 作業を書き出して、入力と出力を1文にする
まず、自分が毎週やっている作業を、メモに書き出してみてください。その中から1つ選び、「〇〇を受け取り、△△を出す」という1文にします。たとえば「問い合わせのメールを受け取り、内容ごとに分けた一覧を出す」です。この1文が仕組みの設計図で、あいまいなままだと、AIは頼んだものと違うものを作ってきます。

選ぶ作業は、次の3つに当てはまるものにしておくと手を付けやすくなります。

・毎週、同じ手順でやっている

・結果を自分が毎日見る

・間違えても、誰かに迷惑がかからない

月に1回しかやらない作業は、作ってもなかなか動くところを見られません。毎日か毎週の作業のほうが、直しながら育てていけます。

■ 読むだけの作業から、AIに任せる
手始めに向くのは、元のファイルへ書き込まない作業です。数字を数える、資料を要約する、問い合わせを内容ごとに分ける、といったものが当てはまります。答えを出すだけなので、何度やり直しても元のデータは減りません。道具はチャット型のAI(文章で指示して、文章で返ってくるもの)から始めれば足ります。

■ 毎日動く形にする
毎回手で指示するのをやめて、同じ手順を繰り返せる形にします。ここで私が使っているのは、Claude Code(ファイル操作やプログラムの実行まで任せられるAIツール)です。

私の場合、最初に作ったのは、広告の数字が毎朝手元にそろう仕組みでした。手順はGoogle広告・Meta広告のデータを毎朝自動収集する仕組みの作り方に書いています。広告運用の仕事でなくても、考え方は同じです。毎朝見たい数字や一覧が、自分で取りに行かなくてもそろっている状態を目指します。

「コードが書けないと、ここで詰まるのでは?」と思うかもしれませんが、書けないままで大丈夫です。私も書けません。動かないときは、画面に出たエラーの文字をそのままAIへ渡して直してもらいます。その往復を何度もして、やっと毎朝動く形になりました。

■ 数字は計算させて、元データと照らし合わせる
AIは、合計や前月比を暗算に近い形で書いてくることがあります。数字はスクリプト(計算を自動で行う小さなプログラム)で出させ、元データと突き合わせる決まりにしておきます。私がレポートで使っている確かめ方は、広告の月次レポートで数字を間違えないための3つのゲート設計にまとめました。

■ 何度も頼む作業は、手順として残す
同じ頼み方を繰り返している作業は、手順書の形でAIに覚えさせます。Claude Codeでは、この手順書をスキルと呼びます。私の手元には、こうして覚えさせた手順書が40本以上たまりました。

仕組みが1つできたら、身近な人に見せる

仕組みが毎日動くようになったら、身近な事業主や知り合いに「こういうものを作って毎日使っています」と見せてみます。何を売るかは、そこで返ってきた反応から考えても遅くありません。

見せる前に、使いながら気づいたことをメモしておくと話がしやすくなります。「この数字はおかしい」「ここは人が見ないと分からない」といった点です。次に作るものの材料にもなります。

売るものと相手の決め方は、AI導入支援を副業で始める手順に書きました。

会社員がAI副業を始めるときの注意点

会社員の方は、始める前に次の4点を確かめておいてください。

・勤め先のデータを使う場合は、社外に持ち出してよいかのルールを確認する

・AIが出した数字は、元のデータと必ず照らし合わせる

・副業が就業規則で認められているかを確認する

・有料の講座に申し込むのは、この記事の手順を一度やってみてからにする

4つ目を入れたのは、学ぶ量を増やす前に、手を動かす順番にしておきたいからです。

非エンジニアがClaude Codeを使う場合の安全設定は、非エンジニアのClaude Code導入手順にまとめました。

まとめ

AI副業は、何を売るかから考えると止まりやすくなります。私も1年ちょっと遠回りしました。最初の一歩は、自分の仕事で毎日動く仕組みを1つ作ることです。

今週やることは1つだけです。毎週やっている作業を1つ選び、「〇〇を受け取り、△△を出す」の1文をメモに書いてください。

この記事を監修した人

執筆:Claude Code スキル「ライティング君」

監修:岸本 成(合同会社1nd)

広告運用を起点に、SNS、ホームページ、店舗や施設での集客まで、全体の設計と実践を手がけています。

・2020年:広告運用者として活動を開始。SNSやGoogleマップの運用にも知見があり、広告以外の集客の相談にも数多く応えてきました

・2025年:AI導入支援事業を開始

・2026年6月:FDM(Forward Deployed Marketer。顧客の現場に入り、AIとマーケティングで集客の仕組みを作る専門家)として、集客支援の請負を開始。現在11のクライアント様で実施中

目的に合わせて、次のページもご覧ください。

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