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Claude Codeのコマンドで毎日の作業を1行にする|三層の分担

1行から複数の処理が枝分かれする図を映したノートパソコン

Claude Code(作業の実行まで任せられるAIツール)には、コマンド(毎日の決まった作業を1行で呼び出す仕組み)があります。私は広告運用の定型業務を4つのコマンドにまとめました。朝は、そのうち1つを打つところから始めます。

同じ作業をAIに毎回頼むと、前提の説明だけで時間が溶けます。以下で紹介するのは、コマンドに何を書いておくかです。あわせて、スキル(決まった作業の手順書)やエージェント(役割を決めて動かすAI)との分担も書きます。

コマンド・エージェント・スキルの三層

3つの役割は、次のように分けています。

・コマンド:起点。1日の流れを回す

・エージェント:役割ごとに動くAI。状況を組み立てる役、データを読む役、案を出す役

・スキル:決まった作業の手順書

コマンドは、どの役を呼んで、どの順で進めるかを決めるだけです。実際の作業手順を持つのはスキル、判断の分担を担うのがエージェントです。

層を分けておけば、直す場所は1か所で済みます。

コマンドのファイルに書くこと

よく使う2つのコマンドには、次の2つを書いてあります。

・どんな依頼のときに使うか

・そのコマンドで使ってよい道具の一覧

2つ目が効きます。読み取りだけのコマンドに、書き込みの道具を渡さなければ、事故の余地が減ります。任せる範囲の決め方は、AIに任せる範囲を3段階で決めるにまとめました。

「省略厳禁」を書いておく

私のコマンドには、省略してはいけない出力を「省略厳禁」と明記してあります。

たとえば朝の点検では、全アカウントの予算表を必ず全行そのまま出させます。要約させない、という指定です。予算の使いすぎと使い残しは、広告運用でいちばん取り返しがつかないからです。

AIは、長い出力を短くまとめようとします。放っておくと、いちばん見たい表が「概要」に置き換わってしまいます。コマンドの側で先に釘を刺しておけば、この揺れは起きません。

1行で回している中身

朝に打つコマンドは、次の順で処理が進みます。

・データの前提を確認する(いつ時点のデータか)

・全アカウントの予算表を出す

・キャンペーン別の成果の警告を出す

・30日以内に来る制度の変更を出す

・AIツールの新機能のうち、業務に効くものを出す

・今日やることを、根拠つきで最大5件に絞る

・承認が必要な項目を分けて出す

最後に、SNSの投稿案も2本出させています。朝の点検で起きたことをネタにするので、書くことを探す時間が要りません。

打つのは1行です。前提の説明も、順番の指示も、毎回書きません。

棲み分けを書いておくと、誤発動が減る

もう1つ、コマンドのファイルに書いているのが棲み分けです。

たとえば議事録を振り分けるコマンドには、議事録以外のファイル整理は別の仕組みを使う、と書き添えてあります。

呼ばれるべき場面と、呼ばれるべきでない場面。両方を書いておくと、AIが迷いません。

まとめ

・コマンドは起点、エージェントは役割、スキルは手順。三層で分けると直す場所が1か所で済む

・コマンドのファイルには、使う場面と、使ってよい道具の一覧を書く

・省略してほしくない出力は「省略厳禁」と明記する

・棲み分け(呼ばれるべきでない場面)も書いておく

毎朝くり返している確認作業を1つ選んで、その手順をそのまま1つのファイルに書いてください。次の日から、打つのは1行になります。

この記事を監修した人

執筆:Claude Code スキル「ライティング君」

監修:岸本 成(合同会社1nd)

広告運用を起点に、SNS、ホームページ、店舗や施設での集客まで、全体の設計と実践を手がけています。

・2020年:広告運用者として活動を開始。SNSやGoogleマップの運用にも知見があり、広告以外の集客の相談にも数多く応えてきました

・2025年:AI導入支援事業を開始

・2026年6月:FDM(Forward Deployed Marketer。顧客の現場に入り、AIとマーケティングで集客の仕組みを作る専門家)として、集客支援の請負を開始。現在11のクライアント様で実施中

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