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LINE公式アカウントのチャットタグで除外配信するやり方と注意点

LINE公式アカウントのチャットタグで配信先を整理するデスクの風景

LINE公式アカウント(公式LINE)で全員に配信するとき、一部の友だちにだけは送りたくない場面があります。そんなときに使えるのが、チャットタグを使った除外配信です。

チャットタグとは、LINE公式アカウントのチャット画面で、友だちごとに付けられる目印です。オーディエンスは、配信の対象として指定できる友だちのまとまりを指します。この記事では、チャットタグで特定の友だちを配信から外すやり方と、公式マニュアルで確かめた注意点をまとめました。

LINE公式アカウントのチャットタグで除外配信する3つの手順

除外配信は、次の3つの手順で設定します。

・チャット画面で、除外したい友だちにチャットタグを付ける

・そのチャットタグから、オーディエンスを作る

・メッセージの配信先で、オーディエンスを"除外する"に指定する

■ 手順1:チャット画面でタグを付ける
除外したい友だちを、チャット画面で1人ずつ確かめ、同じチャットタグを付けます。タグ付けは手作業です。新しく友だちになった人にも、対象であればその都度タグを付ける運用になります。

■ 手順2:チャットタグのオーディエンスを作る
オーディエンスの作成場所は、管理画面の[データ管理]>[オーディエンス]です。作成画面では、オーディエンスタイプに"チャットタグ"を選びます。続いて、オーディエンス名を入力し、作成済みのタグから対象のタグを選びます。最後に保存すれば、オーディエンスの完成です(参考:LINE公式アカウント オーディエンスマニュアル)。

■ 手順3:配信先でオーディエンスを除外する
メッセージを作るときは、配信先で"絞り込み"(送る相手を条件で絞る設定)を選びます。続いて、"オーディエンス"から手順2のオーディエンスを追加します。追加したオーディエンスごとに、"含める"か"除外する"かを選ぶ仕組みです。ここで、手順2のオーディエンスを"除外する"に指定します(参考:LINE公式アカウント 絞り込み配信)。1回の配信に追加できるオーディエンスは、最大10個です。

チャットタグで除外配信するときの4つの注意点

■ 人数:チャットタグのオーディエンスには、50人以上の条件の記載がない
オーディエンスの中には、配信に使うためにサイズが50以上必要なタイプがあります。マニュアルでこの条件が書かれているのは、メッセージクリックや友だち追加経路などのタイプです。チャットタグのオーディエンスには、この条件の記載がありません。

ただし、これは記載がないことからの推測です。少人数でも配信できるとマニュアルに明記されているわけではありません。除外したい友だちが少ないときの候補にはなります。ただし運用に組み込む前に、実際の配信画面で対象になるかを確かめておきましょう。

■ 掛け合わせ:複数のオーディエンスを使うと、人数の条件がかかる
絞り込み配信のマニュアルには、複数のオーディエンスを掛け合わせる場合の条件もあります。掛け合わせた結果が50人以上で、かつ各オーディエンスに含まれる"有効な友だち"が50人以上でなければ、配信できません。少人数を除外したいなら、使うオーディエンスはチャットタグの1つにしておくのが無難でしょう。

■ 有効期限:チャットタグのオーディエンスは、180日で失効しない
オーディエンスの多くは、新規作成から180日間が有効期限です。チャットタグとウェブトラフィックのオーディエンスは、この有効期限の例外です。一度作ったチャットタグのオーディエンスは、180日の期限を気にせず使い続けられます。

■ タグの管理:タグを消すとオーディエンスも消え、同じタグは使い回せない
タグを削除すると、そのタグから作ったオーディエンスも削除されます。また、すでにオーディエンスを作ったタグは、別のオーディエンスの作成で選べません。タグの名前と用途は、作る前に決めておくと管理が楽です。

配信ツールの移行中にも、チャットタグの除外配信が役立つ

UTAGEは、LINEやメールの配信をまとめて扱えるマーケティングツールです。私がこの方法をクライアントに案内したのは、LINEの配信をUTAGEへ移す途中の時期でした。ただ、UTAGEの一斉配信は、シナリオ(配信の流れをまとめた単位)に登録された人にしか届きません。

そのため、移行が終わるまでは、全体への配信をLINE公式アカウントから続ける必要がありました。そこで、除外もLINE公式アカウント側でチャットタグを付けて行う運用を提案しました。除外に使うオーディエンスは、チャットタグの1つだけにしています。移行そのものの全体像は、UTAGEの一斉配信がLINE友だちに届かない理由|移行する5つの手順にまとめています。設計側の話は、LINEステップ配信の設計のやり方|状態と反応で出し分ける5手順でも紹介しました。

まとめ

・チャットタグで除外配信するには、タグを付け、オーディエンスを作り、配信先で"除外する"に指定する

・チャットタグのオーディエンスには、50人以上という条件の記載がない(少人数で配信できると明記されているわけではない)

・複数のオーディエンスを掛け合わせると、50人以上の条件がかかる

・チャットタグのオーディエンスは、180日の有効期限の例外

・タグを削除すると、そのタグのオーディエンスも削除される

この記事を書いた人

岸本 成(合同会社1nd)

広告運用を起点に、SNS、ホームページ、店舗や施設での集客まで、全体の設計と実践を手がけています。

・2020年:広告運用者として活動を開始。SNSやGoogleマップの運用にも知見があり、広告以外の集客の相談にも数多く応えてきました

・2025年:AI導入支援事業を開始

・2026年6月:FDM(Forward Deployed Marketer。顧客の現場に入り、AIとマーケティングで集客の仕組みを作る専門家)として、集客支援の請負を開始。現在11のクライアント様で実施中

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